首を取ることなかれ、斬り捨てにせよ、白旗を挙げば軽く引きて、敵を追うことなかれ
酒井氏は、石川氏と並ぶ徳川最古参の重臣。
徳川四天王・十六神将ともに筆頭とされ、家康第一の功臣として称えられている。徳川家康が今川義元への人質として駿府に赴くとき、家康に従う家臣の中では最高齢者として同行した。家康の宿老であった石川数正が出奔してからは家康第一の重臣とされ、天正14年(1586年)には家中では最高位の従四位下・左衛門督に叙位任官されている。
海老すくいという踊りが得意であり、重臣であるにもかかわらず諸将の前で踊りを見せ、大いに盛り上げたというユーモラスな一面もある。