日本で活躍した戦国武将「豊臣秀吉」キャラクター。
露と落ち 露と消えにし 我が身かな 浪速のことは 夢のまた夢
百姓に生まれ、天下人になった秀吉公が死の間際に得た境地。全てを手中に収められる地位にのぼりつめた人間がのこした辞世の句であるだけに、非常に考えさせられる。
百姓から天下人へ至った戦国一の出世頭。
半農半兵の家に百姓として生まれ、織田信長に仕えてからより、才能を発揮し頭角をあらわしていく。戦においても政略においても機知にとんだものが多く、「墨俣の一夜城」
「高松城の水攻め」など多くの逸話を残す。
また人間味あふれる秀吉公の人物像も大きな魅力。信長に大器ものといわせたエピソードがあると思えば、妻寧々とのかわいい夫婦喧嘩エピソードもあって、人間味あふれる逸話も多い。こういった秀吉公の人物像が多くの人々を虜にし、人たらしを言わしめた由縁であると思われる。晩年こそ性格の変化が見られたが、秀吉公の底抜けに明るい性格が豊臣政権の華やかさを印象付けている一因であると思われる。