「加藤嘉明」戦国武将HEROES

威勢がよく勇気ある者は、目を驚かすほどの働きをするが
それだけのことで、本当の武功を立てるのは律義な者である。

伊代松山藩主を経て、陸奥会津藩初代藩主となる。
水口藩加藤家初代。 加藤嘉明公は「賤ヶ岳七本槍」の一人。秀吉のもとで船奉行を務め、「九州の役」や「小田原の役」などでは水軍を率い奮戦。朝鮮出兵の「文禄の役」では、水軍を統率し李舜臣が指揮する朝鮮水軍と戦い大活躍している。
賤ヶ岳七本槍では福島正則や加藤清正が有名であり、両人は秀吉時代に大封を得ていた。それに比べ嘉明公は彼らの半分の恩賞であり、名実伴に大きく差をつけられていたのである。しかし徳川幕府時代では、幕府に協力的姿勢を見せ信任を得、福島家や加藤家が取り潰される中、会津四十万石にまで到達するのである。
嘉明公は武勇だけでなく内政にも長けており、領国の経済発展にも力量を見せた。