日本で活躍した戦国武将「最上義光」キャラクター。
あはれあはれそのごとくにて、命のうちにいま一度
最上の川路を踏み申したく候、水を一ぱい飲みたく候
朝鮮出兵の際、悲惨な状況の中で故郷の出羽を想い、家臣に宛て書いた文章である。最上義光らしいストレートな想いがつまった飾りの無い言葉である。
出羽国、最上氏第11代当主。伊達政宗の伯父。山形盆地周辺の地を治める程度の最上家を52万石の大名に成長させた戦国時代の驍勇である。
義光公は智仁勇の三徳を兼ねた徳人であったという評価もあるが、死後に最上家が改易されたことから史料は乏しく、敵対した伊達家の史料を引用する為などから奸雄として描かれることが多い。
しかしながら、絶え間なく肉親と闘い続けた生涯や、調略を用いて敵を滅ぼした事蹟がたびたびあることも事実である。